住まいを探す
契約の流れ
賃貸の上手な探し方
まず物件探しの前に希望をまとめておくことが上手な探し方のポイントです。
●賃料、初期費用の予算
●住みたい希望エリア
●その他重視したいポイント
例えばインターネット最大手の賃貸検索サイトで検索すると700万近い物件が出てくるので、条件を決めておかないとうまく絞れません。
1-1. 賃料および初期費用の予算
まず、賃料や初期費用はいくらまで払えるかを考えましょう。
賃料だけにとらわれがちですが、初期費用も重要。「敷金」「礼金」などで賃料の4~5ヶ月分がかかると考えておきましょう。
賃料は「給料手取りの1/4~1/3」がの目安です。
まずは、あなたの毎月かかるお金を書き出して、本当にその家賃で暮らしていけるかを確認しましょう。
1-2. 住みたいエリア
通勤や通学を考えて、住みたい希望エリアに目星をつけておくといいでしょう。
ターミナル駅やその周辺、特急が止まる駅などは高くなりがちです。そのため住みたいエリアごとに「住みたい駅、その周辺で住んでも良さそうな駅」決めておくことが大切です。
内見時に街並みの雰囲気を見て決めれば良いので、少しでもいいと思ったエリアは全て洗い出しておきましょう。
駅からの徒歩分数も考えておく
また、それぞれの駅で、徒歩何分までなら許容できるのか考えておくのもおすすめです。
●15分以上:毎日ストレスに感じやすい
●9~14分:標準的
●8分以下:駅からも近くアクセスは良い
1-3. その他重視したいポイント
その他、下記の項目が「絶対」なのか、また「あったほうがいい」、もしくは「不要」なのかを考えておきましょう。
建物の構造について
部屋の構造ですが、「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート(RC造)」「鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)」の4つに分けられ、賃料を重視するか、防音・耐震性重視かで決めることになります。
違いがわからない方、どれにすればいいか迷う方は、実際の建物を見て判断しましょう。
周辺や隣の部屋の騒音に悩みたくない方は「鉄筋コンクリート(RC造)」「鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)」がおすすめとなります。もちろん完全に防音はできるわけではないので必ず内見で確認しましょう。
一人暮らしの部屋探しで失敗した人の体験談
M・B さん(48歳・一人暮らし息子さんのために都内物件を賃貸)
上京する息子のために物件を借りました。
土地勘が全くなかったので、学校の近くの不動産会社の店舗に行って相談しました。
不動産会社の店舗で出てきた物件の中でも良さそうなものを見せてもらい、良さそうなところを契約。
息子が上京した後、あとあと調べていて気づいたのですが、家賃は周辺の物件よりも高く、息子の話では、周囲がうるさくて眠れない日もあるそうです。また仲介手数料を家賃1ヶ月分払ったのに同じアパートの別の部屋が仲介手数料0円で出ていました。
A・K さん(19歳・都内人気エリアのマンションを賃貸)
社会人になるにあたって、初めての一人暮らしを始めることになりましたが、通勤時間が短く、電車1本で行ける駅を周辺に選びました。
しかし、入居してから意外にお金がかかり、家賃の支払いに苦労することに。やはり貯金は一切できないどころか、親に支援してもらっています。
M・T さん(22歳・神奈川県の賃貸物件に入居)
初めての一人暮らしなので親と相談しながら住まいを探しましたが、親の希望でセキュリティの高い「2階以上」「オートロック付」の物件を中心にマンションを探しました。
内見も行い、見た目は新しくキレイなため問題ないと思いましたが、実際住んでみたら隣の音などが筒抜けで煩く、友達を家に招いても話し声が漏れているのか、隣人から壁をドンドンされます。
また家の近くにスーパーがなく、とても不便です。